海外VPS セットアップガイド
海外VPSで詰まるのは、たいてい技術ではなく英語と作法です。順番に潰していきます。
はじめて使う人向け
順番に読むと、契約からセキュリティ設定まで一通り終わります。
1. 初めての海外VPS:申込からSSH接続まで
英語の住所表記、支払い方法、本人確認、SSH鍵の作り方と接続まで。海外VPSで最初に詰まるのはフォームの入力なので、実際の項目に沿って説明しています。
不正検知で申込がキャンセルされる問題や、会社ごとの本人確認の厳しさの違いにも触れています。
2. 最低限のセキュリティ設定
公開した瞬間から総当たり攻撃が始まります。 これは脅しではなく、ログを見れば確認できる事実です。
鍵認証への切り替え、パスワード認証の無効化、ファイアウォール、自動更新、fail2ban まで。所要時間は10分程度ですが、これをやるかどうかで安全性が決定的に変わります。
締め出されやすい手順の順番についても注意点を書いています。
3. リージョンの選び方
日本リージョンが必要かどうかの判断フロー、東京と大阪の使い分け、そしてリージョン名を信用しすぎないことについて。
リージョンは後から変更できないため、最初の判断が重要です。契約前に自分の回線から実測する方法も載せています。
4. Dockerを入れる:導入とUFW貫通問題
導入手順そのものより重要なのは、UFWで塞いだはずのポートがDockerに貫通されるという仕様です。ファイアウォールを設定したのにコンテナが全世界に公開されている、という事故が最も多いところです。
メモリ不足でビルドが落ちる件、ディスクを食い潰す件、ARM機でのイメージ非対応にも触れています。
5. Windowsを立てる:対応会社と手順
海外VPSでWindowsは「あって当たり前」ではありません。主要7社のうち、公式にWindowsを提供して日本リージョンも持つのは2社だけです。Linodeは東京・大阪を持っていますがWindowsは使えません。
ライセンス料の加算、RDPを晒さないための設定、英語版イメージの日本語化まで扱っています。
用途が決まっている人向け
用途ごとに必要なスペックと選ぶべき会社が違います。
- Claude Code / AIエージェントを常駐させる — 必要RAMとディスクの実際
- ローカルLLM(Ollama)を回す — 量子化とメモリ要件の対応表
- トレードBot・DEX裁定 — 測るべき対象を間違えないこと
- Hyperliquid Bot — APIオリジンまでの距離を実測した
- FX自動売買(MT4/MT5) — WindowsかLinux+Wineかの判断
- セルフホスティング — 月400円台から始める構成
- ゲームサーバー — 日本リージョンが事実上必須な理由
選ぶところから始める人向け
- 日本リージョンがある海外VPS 全まとめ — まずここから
- 日本からの実測レイテンシ — 当サイトの一次データ
- 海外VPS 総合比較 — 7社を横並びで
- 安い海外VPSを本気で探す — 隠れコスト込みの実質最安
- 用語集 — vCPU、NVMe、RTTなどの用語解説
よくある詰まりどころ
| 症状 | 参照先 |
|---|---|
| 申込がキャンセルされる | 初めての海外VPS |
| 英語の住所欄の書き方が分からない | 初めての海外VPS |
| SSHで接続できない | 初めての海外VPS |
| SSHから締め出された | セキュリティ設定 |
| UFWで塞いだのにポートが開いている | Dockerを入れる |
docker build が途中で落ちる | Dockerを入れる |
exec format error が出る | Dockerを入れる |
| Windowsを選べる会社が分からない | Windowsを立てる |
| RDPで接続できない | Windowsを立てる |
| Linodeで東京が選べない | リージョンの選び方 |
| 東京と大阪で迷う | 東京 vs 大阪 |
| どのプランを選べばいいか分からない | 用途別ページ |